偏愛記

好きな人や物が多すぎて、見放されてしまわないために綴る愛。好きな歌とか、読んだ本とか、推しとか。

2022-01-01から1年間の記事一覧

冬の静電気

LINEの返信がない。インスタでメンションした相手からの反応がない。Twitterのリプライがない。きっとどんな人でもだいたいは忘れているだけで、実際に私も忘れて返せないということが多々あるのに、それだけのことに意味を探ってしまう。以前嫌われるような…

唐揚げのレモン

先日、湯河原のとある旅館に宿泊した。3食ご飯を食べられるパックを選んだのだが、最後の昼食にでてきたのは唐揚げ定食だった。正確に言うと唐揚げ3個と海老フライ1個の組み合わせだったのだけれど、私は海老フライがそこまで好きではないので、友人に譲…

努力の方程式

フランス語の講読の授業を受けるたびに、先生が訂正する和訳の美しさに毎週純粋に胸を打たれる。私が唸りながらどうにか創り上げたつぎはぎだらせの一枚の布を、さらりと解体して綺麗なパッチワークを完成させるような工程。文が整理されていく過程のみなら…

光は最後にのこる

旧約聖書で神は最初に光あれと言ったけれど、わたしにとって光はいつも最後に残るものだ。会話の内容を忘れても、顔貌が朧げになっても、光だけはいつまでもまぶたの裏に焼き付いて、離れてくれない。 最近しょっちゅうキンプリのライブを思い出す(厳密に言…

就職活動と「あきらめること」

今年の「群像」二月号だったか、くどうれいんの「 あきらめること」という短編をよく覚えている。その中で、 妻を持つ佐原という男と、主人公である「わたし」は、 二人で逃避行に出かけながらこんな会話をぽつりと交わす。 「灯さん、荷物を少なくするコツ…

ライブがやっぱり好きな話

好きなアーティストのライブって、みんなどれくらい行くものなんだろうか。あんまり平均値を聞かないからわからない。けど、わたしは結構ライブに行っている人生を歩んでいるのではないかと思う。 高校時代は椎名林檎、SCANDAL、Perfume、フェス、大学に入っ…