偏愛記

好きな人や物が多すぎて、見放されてしまわないために綴る愛。好きな歌とか、読んだ本とか、推しとか。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

努力の方程式

フランス語の講読の授業を受けるたびに、先生が訂正する和訳の美しさに毎週純粋に胸を打たれる。私が唸りながらどうにか創り上げたつぎはぎだらせの一枚の布を、さらりと解体して綺麗なパッチワークを完成させるような工程。文が整理されていく過程のみなら…

光は最後にのこる

旧約聖書で神は最初に光あれと言ったけれど、わたしにとって光はいつも最後に残るものだ。会話の内容を忘れても、顔貌が朧げになっても、光だけはいつまでもまぶたの裏に焼き付いて、離れてくれない。 最近しょっちゅうキンプリのライブを思い出す(厳密に言…